税理士試験の思い出【簿記論編】
簿記論は、税理士試験を受けようとする方が、最初に選ぶ科目として一番多いです。
資格の学校などの確認テストであれば、90点以上の高得点が取れますが、本試験の合格点は30点前後と、実は、非常に難しい試験です。
とはいえ、多くの方が受験し、多くの方が合格する科目です。
正しいアプローチをすることで、合格を勝ち取ることはできます。
なお、簿記論でおすすめのアプローチ(考え方)は、
模試や確認テストで、正答率40%以上の問題で間違えないようにする。
つまり、基本的な問題を網羅することこそ、合格を勝ち取る近道だと思います。
受験遍歴
【1回目】2008年 簿記論✖
【2回目】2009年 簿記論✖
【3回目】2010年 簿記論〇
3回目の受験で合格することができました。
勉強遍歴
【1回目】模試のみ
【2回目】LEC 簿財横断
【3回目】TAC 直前対策(通学)
受験時の詳細
1回目の受験時
記念受験のようなものです。
ほとんど勉強せず、模試ではまさかの2点。
模試以後に勉強の仕方もわからないながら、模試の解き直しと市販のテキストを何度か解いて、臨みましたが、全く歯が立ちませんでした。
2回目の受験時
LECの簿財横断コースをweb通信で受講しました。
簿財横断とは、簿記論と財務諸表論を同時に授業を進め、非常に効率的なコースです。
1週間に2回講義があり、勉強としては、講義時間と財表の理論の勉強を週に2・3時間していました。
当時は、まだまだ税理士試験のいろはについて、わかっていませんでした。
定期テストなどでは、60点前後は取れていたので、試験は合格すると思っていました。
が、模試を受けて愕然としました。全然点が取れない。
本試験まで、勉強を続けましたが、合格はできませんでした。
3回目の受験時
1月からTAC上級コースに通学しました。
毎週テストがあるコースで、周りの受験生と切磋琢磨することで、勉強にも真剣に取り組めるようになりました。
相手(ライバル)が見えることは、実は非常に大事なのではないかと思います。
このころから、1日1時間でも勉強する習慣ができ、点数が安定してきました。
模試でもいい結果を出すことができ、運よく合格することができました。
反省点
合格しなかったときは、絶対的な勉強量が少なかったと思います。
また、過去問などを見てなかったのも大きかったと思います。
合格できた原因は、
◆ 過去問を解くことで、試験の全体像を把握できた
◆ 相手(ライバル)を意識して、勉強ができた
◆ 1日1時間でも勉強する習慣がついた
ことだと思っています。
まとめ
参考になりましたでしょうか。
簿記論は、難しい試験です。
でも、全体の把握と基本問題を確実に解答していくことで、必ず合格点にたどり着きます。
健闘をお祈りします。