税理士試験を振り返る~財務諸表論の理論の勉強について~

税理士試験

税理士試験の思い出【財務諸表論・理論編】

今まで簿記論・法人税法・消費税法・事業税の勉強方法についてまとめてきました。

今回は最後の科目。財務諸表論についてまとめたいと思います。

 

受験遍歴

【1回目】2009年 財務諸表論✖

【2回目】2010年 財務諸表論✖

【3回目】2011年 財務諸表論〇

3回目の受験で合格することができました。

 

勉強遍歴

【1回目】LEC 簿財横断(WEB 通信)

【2回目】講座受講なし

【3回目】大原 経験者完全合格コース(資料)

 

受験時の詳細

1回目の受験

仕事をしていたため、効率的に勉強し、合格したいと考えていました。

LECの簿財横断コースは、内容が重複している項目が多い、簿記論と財務諸表論が同時に勉強でき、かつ、受講料も他の予備校に比べ、割安と感じたため、WEB通信にて受講することにしました。

 

はっきり言って、受講開始から本試験まで数カ月と長く、また最後まで受講すれば合格できるだろうとあま~く考えていたため、あまり勉強はしていません。

勉強時間としては、講義の受講時間と一日1時間位理論のテキストを読むというのを5月くらいまで続けていました。

模試の結果が思わしくなく、模試の日を境に勉強時間を増やし、理論テキストの暗記に努めましたが、結果は不合格でした。



2回目の受験

実は1年目の受験を終えた後の解答速報を見ると、ボーダーラインを少し超えていたので、合格したものと信じて待っていました。

そのため、12月までは全く勉強していません。

1月以降は、計算は簿記論の勉強で対応、財務諸表論は理論暗記だけをすることで対応できると思い、1回目の受験時のLECの簿財横断コースで使っていた理論テキストで暗記を繰り返しました。

暗記と言っても、税法の理論暗記とは違い、内容を理解することに重視しました。

毎日一通りの内容を確認することを繰り返していたように思います。

結果は、計算問題は対応できましたが、理論が全く振るわずに合格できませんでした。

3回目の受験

簿記論を合格することができ、1月からは大原の経験者合格コースを受講して、財務諸表論単独で勉強することにしました。

当時並行して税法の勉強を始めていましたので、税法の理論同様、一字一句覚えるように変更しました。

内容の理解だけでなく、理論のテキストを一字一句覚えることに時間を割きました。

範囲が広いため、完璧とまではいきませんが、一度覚えてみると、次回見たときや問題文を見たときに、思い出すことができ、いい結果に結びつけることができました。

まとめ

参考になりましたでしょうか。

 

1回目と2回目の時は、仕事が終わってから勉強をすることが本当に嫌でした。

あまり勉強する時間は取らず、とりあえず講義を聞いていれば受かる、それくらいに考えていました。

合格率も他の科目に比べ高いですし。

しかし、それではだめでした。

内容を理解している気でいましたが、全く理解していなかったのだと思います。

私の場合は、覚えることを通して、やっと理解ができたのだと思います。

 

みなさん、それぞれにあった勉強方法を見つけて、合格を目指して下さい。

教材としては、LECの簿財横断コースの教材は、コンパクトにまとまっておりました。

大原の教材は、試験の内容を網羅的にまとめられていました。

どちらの教材でも合格者を輩出していますので、あなたが信じる教材を徹底的に覚え、理解して下さい。