税理士試験を振り返る~財務諸表論の計算の勉強について~

税理士試験

税理士試験の思い出【財務諸表論・計算編】

簿記論と財務諸表論をセットで受ける人、財務諸表論だけを受ける人もいると思いますが、どちらも経験しましたので、ご参考になれば幸いです。

まずは、私の財務諸表論の受験遍歴と、どのような講義を受けてきたかをまとめます。

 



受験遍歴

【1回目】2009年 財務諸表論✖

【2回目】2010年 財務諸表論✖

【3回目】2011年 財務諸表論〇

3回目の受験で合格することができました。

 

勉強遍歴

【1回目】LEC 簿財横断(WEB 通信)

【2回目】講座受講なし

【3回目】大原 経験者完全合格コース(資料)

 

受験時の詳細

1回目の受験

LECの簿財横断コースを受講しました。

講座を選択するまでには、TACや大原、ダイレックスなどの専門学校のパンフレットを集めました。

金額や講義の内容などを比較しながら、簿記論と財務諸表論を同時に勉強でき、かつ、他の学校より価格の面で有利だったLECを選択しました。

簿記論と財務諸表論を同時に勉強するということで、財務諸表論の計算の勉強は、基本的に簿記論の勉強を中心に進め、財務諸表特有の論点については、別途勉強するようにしました。

というより、講義の進行に合わせて勉強したというのが、正しいです。

勉強時間は、講義の時間と週1~2時間程度でしたので、絶対的な勉強時間が足りなく、不合格でした。

 

 

2回目の受験

専門学校での講義は一切受けず、前年の教材を利用して、勉強しました。

簿記論の勉強も行っていたため、引き続き、財務諸表論の計算については、簿記論を中心に行いました。

 

当時は、簿記論に時間をかけ、財務諸表論の勉強は、理論以外は特に行っていません。

やっぱり勉強時間が少なすぎたと思います。

3回目の受験

簿記論が合格したことで、1月から財務諸表論だけを勉強することになりました。

大原の財務諸表論の経験者完全合格コースを受講し、計算については、1から財務諸表論を勉強し直しました。

 

基本的な問題から過去問や模試などを利用して、間違った問題を繰り返し勉強しました。

財務諸表論は、理論を含めて、1日2時間は勉強すると決めていました。

勉強時間を確保することで、たくさんの問題に触れることができ、結果として合格することができました。

 



まとめ

参考になりましたでしょうか。

 

合格して感じたのは、不合格だった時における、財務諸表論にかける勉強量が絶対的に少なかったことです。

簿記論と財務諸表論を同時に勉強し、計算は簿記論の内容だけで進めていましたので、個別注記表などの勉強しかしていません。

それも、間違えたから見直す程度で、次回も同じ間違いを繰り返していたように思います。

それだけで受かる方もいっぱいいますが、私の場合には、たくさんの時間勉強しないと合格までたどり着けませんでした。

 

税理士試験は、1年に1回しか試験を受けることができません。

だからこそ、後悔のないよう、時間を惜しむことなく、勉強して下さい。

 

もちろん、仕事やプライベートでの充実、息抜きする時間も必要ですが。