食品で海外展開した企業のセミナーを受けて
先日、四国経済産業局主催の海外展開支援セミナーを受けてきました。
食品加工会社が輸出を始めたケースと中国とタイに現地工場を建て現地で生産している会社のケース、2つのケースの話でした。
そのうちの1社は、創業時から目標であった海外への進出を成し遂げた会社です。
もう1社は、海外への進出を考えていた所、良いパートナーが見つかり、その流れで海外進出を果たした会社です。
海外進出における課題
2社の話をまとめると、海外進出をする場合には、解決しなければならない課題がたくさんあります。
・法規制の問題
・言語による障壁
・高額な税金負担や生活費
・文化や習慣の違い
などの課題があります。
そして、下記のことを十分に検討しましょう。
・しっかりとしたF/Sの作成
・良いパートナーを見つけること
また、海外から撤退する場合には、設立以上の苦労があります。特に人員の解雇は本当に苦労します。
海外の現状
タイでは、人員の確保が難しくなってきており、作業員などはベトナムから調達し、お手伝いさんはフィリピンから来ているようです。
備忘録
その他、今回のセミナーで関心の持った言葉・項目を記載します。
・小さく生んで大きく育てるのがベター
・パートナー選びは大切(日系企業など第3者の意見も聞くようにする)
・過去の常識に囚われず、やってみること(やってみなけりゃわからない)
・F/Sをしっかり作成し、撤退の条件も事前に明確にしておくこと
・高学歴な人ほど辞める傾向がある
・商標権や特許権などの権利関係も事前に取得する必要がある
まとめ
参考になりましたでしょうか。
徳島県では、たくさんの農作物や畜産物があり、また食品加工の会社もたくさんあります。このような食品関連の会社のうち、何社かは海外進出を果たしています。
まだ海外進出を果たしていない会社でも、新たな市場開拓として、海外に進出していく会社は加速度的に増えていくと思います。
これから海外進出を目指す会社を、サポートして参ります。