当税理士事務所からのお願い!「会計・税務に関心を持ってください」

会計・財務に関心を持ってください

 

当税理士事務所では、お客様(個人事業主や経営者)に「会計・財務に関心を持って下さい」とお願いします。

 

「会計・財務の勉強をして下さい」とは言いません

 

本業が忙しいでしょうし、勉強する時間があれば、本業に関わることを勉強して下さい。

会計・財務の勉強は、当税理士事務所がやります。

同時に顧問先の業界研究もします。

経営の相談も受けますし、アドバイスもします。

 

なぜ、顧問先にお願いするのか?

 

お願いする理由は、経営に関するご決断を下すのは、あなた(経営者や事業主)だからです。

会計・財務は、他人(銀行や取引先など)が、あなたを判断する材料だからです。

当税理士事務所もアドバイスするときに使う材料です。

そして、あなたが決断するときに使う材料の一部でもあるでしょう。

 

そうは言っても、知らない言葉がいっぱいで覚えられないし、どうせ分からないよ

そうです、だから勉強して下さい。とは言いません、関心を持ってください

 

関心を持っていただくために

 

関心を持つことを、難しく考えないでください。

会社の数字を毎日(1週間に1回でも構いません)最低10分眺める

ただそれだけです。
(英単語を覚えたり、赤ちゃんが歩けるようになる過程と同じようなものです)

そこで役立つのが、クラウド会計ソフトです。

あなたのスマートフォンのアプリを使って、見ることができます。

「紙で見て下さい」なら、きっと見ないでしょうし、私の場合は、絶対に続きません。

スマートフォンは、四六時中手元にあるでしょうから、朝起きてすぐに見る、移動中に見る、帰宅前に見るなど、あなた自身で見る時間を決めて下さい。

 

どうすればいい?

最初の段階

最初は、売上(累計)だけを見て下さい。

日々増えて行くのを見るのは、楽しく続けることができるのではないでしょうか。

また、明日はもっと増やそうと、明日への活力にもなりませんか。

 

第2段階

見る習慣ができたら、他の科目(経費)や現預金などを見るようにして下さい

現預金は、増減で気分を害する場合もありますので、ご注意ください。

 

見続けていく過程で、疑問点が出てくると思います。

なんでこの科目の金額が増えたの?減ったの?

この科目は何?

現預金が足りないのでは? などなど

 

分からなければ、聞いてください。

当税理士事務所がお答えします。

 

これを何度も何度も繰り返しましょう。

同じ質問、何度でもして下さい。

 

繰り返していくうちに、

・売上が○○になる

・経費が○○になるから利益が○○になる

・現預金が○○になるなど

何となく分かってくるようになると思いませんか。

 

そこまで分かって頂ければ十分だと思います。

あなたが決断する時の材料としても、会計・財務が生かされるはずです。

 

当税理士事務所の本当のお願い!

さらに、予算と実績の比較や前年度との比較、経営計画(中長期計画)など挙げればいくらでもありますが、そんなのはプロ(会計・財務を勉強する人)に任せればいいんです。

当税理士事務所に任せて下さい。

銀行員も決算書を見て、分析をしてくれるでしょう。

 

加えて、当税理士事務所ではお客様との打ち合わせ回数は、極力少なくしようと考えています。

理由は、上記と同様、会計・財務に関心を持って頂くためです。

 

まずは、あなたに疑問を持ってもらいたからです。

疑問があったら聞いてください。

一緒に考えましょう。

当税理士事務所で分かるのであれば、お答えします。

 

もし、毎月お打ち合わせを行うと、当税理士事務所が月次決算の報告をして、決算の推移を分析して報告するので、その報告を聞くことで、あなた自身が満足してしまうはずです。

それが数カ月続けば、きっとあなたは、スマートフォンで会計のデータに目を通さなくなるでしょう。

そうなってしまうと、あなたにプロと同じように会計・財務を勉強するかの選択をして頂かなければなりません。

あなたにとって会計・財務の勉強時間は、何も利益を生まない無駄な時間なはずです。

 

それを避けるためにも、毎月ではなく、かと言って報告がないとそれはそれで何もしなくなるかもしれませんので、売上規模やあなたの希望に沿って、2ヶ月や3ヶ月、又は半年に1回の月次報告をする形をとっております。

 

但し、補助金や助成金、税制改正などの情報提供、大まかな経営状況の確認などは毎月電話又はメール等で行います。

最終的には、ざっくりでも構いません。

あなたが、当税理士事務所からの月次報告を受けなくても月次の状況が分かる状態、つまり、当事務所で月次の報告をしなくても良い状況になって頂きたいと考えています。

そうなれば、当税理士事務所が外部の目として、経営分析や事業計画書の作成など中長期の視点でのアドバイスなども行っていきます。

当税理士事務所が不要となれば、契約解除して頂いても構いません。

 

これからAIがさらに進化するので、そこ(月次の状況が分かる状態)までできれば、決算書や申告書の作成だけでなく、経営分析や事業計画などは、簡単に代行してくれるはずです。

結局のところ、経営とは、利益を出すことです。

利益を出すことで、従業員の幸せや社会への貢献ができるわけです。

あなた自身も豊かになれるわけです。

そのためには、経営(マネジメントやマーケティング)をしっかりしないといけないですが、会計・財務だって関心を持たないといけない、

なぜなら、利益の計算こそ会計・財務であるから

 

是非、会計・税務が何となくわかる経営者を目指しましょう!