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税理士試験の思い出【消費税法 計算編】
ゴールデンウィークが過ぎ、そろそろ勉強を始める受験生、これから追い込みに入る受験生が増えてくると思いますので、私の拙い経験ですが、何かお役に立てばと思い、連載を始めました。
ご興味のある方は、どうぞご一読ください。
第1回は、消費税法の理論について、まとめました。詳しくはこちら
第2回の今回は、消費税法の計算について、まとめます。
受験遍歴
【1回目】2011年 消費税法✖
【2回目】2012年 消費税法✖
【3年目】2013年 消費税法〇
3回目の受験で合格することができました。
勉強遍歴
【1回目】TAC 年内完結+上級(DVD通学)
【2回目】TAC 直前対策(WEB通信)、大原 直前対策(資料通信)
【3回目】TAC 直前対策(WEB通信)、大原 直前対策(資料通信)
計算の勉強の進め方
◆ 計算編
消費税法の計算の解法は、とにかく部分点を獲得することです。
最後まで、正解したことは、簡易課税の問題で何度かと確認テスト以外は記憶にありません。
1回目の受験
1回目の受験の時は、消費税法について、何も分からなかったので、授業に従って、復習中心の勉強をしました。
確認テストや問題集を使って、小問を解き、
時間がある時は、できるだけ全体の流れが分かるよう勉強しました。
消費税の納税義務の判定から税額計算まで一連の流れで解く練習を続けました。
模試を終えてからは、間違った問題を中心に、やっぱり一連の流れで1日1題を目標に解きました。
模試や答練では、上位10%から30%を行ったり来たりする感じでした。
2回目、3回目の受験
一連の流れについては、理解できていたので、小問を中心に、週に1回程度一連の流れで問題を解くようにしました。
消費税の納税義務の判定だけ、課税対応・非課税対応・共通対応の分類だけ、など間違った問題を中心に繰り返しするようにしました。
実際には、2年目3年目の勉強は、理論中心に行っていたので、休日くらいしか問題を解けなかったと思います。
苦手だった、特殊論点(国等の問題、組織再編、事業譲渡等)についても、できるだけ挑戦しました。
模試や答練では、上位10%前後を行ったり来たりする感じでした。
◆ 反省点
反省点として、
1回目の受験は、一連の流れで問題を解くことで、スピードばかりを求めていたため、正確性に欠けていました。
また、問題集や答練ばかり解いていて、過去問を解いていなかった。
実際の試験のイメージに近い過去問で、時間配分を考えるべきでした。
2回目の受験は、試験特有の焦りが重なり、何で?という間違いを多数していました。
これは、慣れで解消されることでもないので、自分の力不足として諦めていました。
まとめ
参考になりましたでしょうか。
消費税法の計算は、とにかく部分点を重ねることです。
時間のない方は、課税対応・非課税対応・共通対応の分類だけを中心に間違った項目を何度も繰り返し練習して下さい。
正確な分類、正確な転記、正確な集計ができれば、必ず合格点は取れるはずです。
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