先日、場違い感たっぷりの懇談会に参加してきました。
というのも、ある会社(以下、A社とします)が主催するセミナーの懇親会で、A社の営業マン、ある会計ソフトの営業マン、今回のセミナーの講師、そして別の税理士(ともにA社と提携し、会計ソフト会社の顧客)という構成でした。
A社とは、取引は一切なく、もう一方の会計ソフトメーカーとも顧客ではなくいという、完全に蚊帳の外状態でした。
懇親会自体は、大変有意義なもので、役に立つ情報をいっぱい得られて満足しています。
懇親会は、途中で退席しましたが、熱い議論は朝方まで続いたようです。
目次
会計freeeについて
話を戻しますが、今回は、当税理士事務所が認定アドバイザーになっている会計freeeについて、まとめておきます。
会計freeeを選ぶまでの経緯
開業するときに、会計ソフトを選ばなければなりません。
私の場合、2か所の税理士事務所を経験したこともあり、使ったことのある会計ソフトは、以下のようなものがあります。
・MFクラウド
・TKC
・ミロク
・弥生会計
・JDL
その他にも数種類の会計ソフトを利用してきました。
それぞれのソフトには、メリット・デメリットがあります。
はっきり言って、どの会計ソフトにするのか決めかねていました。
そんな中、会計freeeは、使ったことはないけど、ネットやCMなどでの露出も多く、関心を持っている会計ソフトの一つでした。
営業の方から、会計freeeの優れた点などの説明を頂きした。当時の会計freeeは、会計ソフトに必要な最低限の機能は備わっていましたが、これから新しい機能の開発を進めている段階でした。
これからもっと良くなるのでは、という期待感と使ったことのないものを使ってみたいという好奇心で、会計freeeに決めさせていただきました。
会計freeeを導入してよかった点
実際に、会計freeeを導入してみて、良かったと思えたことをまとめました。(あくまでも個人的な見解です)
話題の一つになる
まずは、会計freeeを使っていることをアピールすると、会話の中で、話題の一つになることです。
税理士同志の会話の中でよくあるものの一つに、会計ソフトの話があります。会計freeeは会計ソフトの中では、新しい部類ですので、関心があるようです。
税理士だけでなく、経営者、特に開業間もない経営者の方も、関心があるようです。
どちらの場合も、最終的には、会計freeeとMFクラウドの違いを聞かれます。
そう聞かれたときは、MFクラウドは、従来の会計ソフトのクラウド型、会計freeeはSAPの小型版と答えるようにしていますが、正しい表現かは分かりません。
どちらがいいかと聞かれても、分かりません。と答えるようにしています。
が、「使い慣れれば、その会計ソフトが一番いい」と伝えています。
MFクラウドは、従来の会計ソフトのクラウド版なので、何らかの会計ソフトを利用したことがあれば、使い慣れるまでの期間は短いと思います。
しかし、会計freeeは、使い慣れるまでには、期間を要する場合もあると思います。
ただ、会計freeeは、簡単で業務の効率化をうたっているように、会計に精通していない、今まで会計ソフトを使ったことのない人にとっては、とっつきやすいと思います。
つまり、会計freeeは、新しいアプリと思ってください。新しいアプリを使うときって、いろいろなボタンを押してみたり、いろんな機能を試してみたりしますよね。会計用語が分かれば、そのあたりもスムーズに入ると思いますので、いろいろ試すことで、すぐに使いこなせるようになると思います。
申告まで対応できる
会計freeeを選んだ隠れた理由の一つは、会計帳簿の作成だけでなく、申告書の作成・電子申告まで一気通貫で対応していることです。
他のクラウド型の会計ソフトでは、申告書の作成はできず、申告書の作成は他の申告用ソフトを利用せざるを得ません。
当事務所では、会計freeeと別の申告用ソフトを導入しております。
一方を申告用として使い、もう一方は確認用として使っています。
申告書作成への手間で考えると、会計freeeは、会計データを取込むだけで、概ね申告書を作成できます。一部取込むデータの設定などは必要となります。
別の申告用ソフトは、会計データを取り込むことことはできますが、、ほとんどの部分が手入力で申告書を作成しています。
手入力の手間やミスのリスクを考えると、会計freeeの方が優れてていると思います。
手入力した申告書と会計freeeで仕上がった申告書を見比べてみると、手入力の漏れなどを発見することもあります。
お客様とクラウド上でやり取りをすることに対するハードルが下がった
勝手な思い込みもあるかもしれませんが、会計freeeを利用することで、クラウド上でのやり取りをお互い抵抗なく、スムーズに進めれるようになったと感じています。
領収書や書類のスキャナデータをクラウド上に保管、決算書や申告書のクラウド上での閲覧など、従来は郵送や訪問などで対応していた作業をクラウド上で行えています。
また、お客様も定期的にデータを保管して下さり、急を要する資料も、ドラッグ&ドロップで見ることができますので、○○待ちが発生することが減りました。
まとめ
参考になりましたでしょうか。
会計freeeの機能については、触れておりませんが、AI監査やチェック機能などの以前の会計ソフトではなかった新しい機能もどんどん開発されてます。
機会があれば、そのあたりもまとめてみたいと思います。
https://info.freee.co.jp/e/448252/advisor-form-/86x39n/861110145