先日、品川プリンスホテルで行われた、freeeが主催する”AI時代を生き抜く会計事務所の経営術”のセミナーに参加してきました。
クラウドでどう変わるか
クラウド先進国の動き
現在のテクノロジーの進化というのは、従来に比べ格段に早くなってきています。
例えば、
インターネットや携帯電話の普及に要した期間 | > | スマートフォンの普及に要した期間 |
AIの技術の進化に至っては、日々膨大なデータを吸収し、そのデータを処理し続けています。
その進化のスピードは計り知れないものがあります。
こういった環境の中で、これからどのようなサービスを提供して行くべきかを考えさせられました。
クラウド会計の先進国、アメリカやオーストラリアを例にとると、
会計事務所の提供するサービスの質が変わってきているようです。
また、働き方も変わってきてるようです。
会計事務所の職員数はというと、意外にも、従来に比べ増えているといったデータがあります。
クラウド会計を利用するメリットについて
freeeやMFクラウド、弥生クラウドなどに代表される、クラウド会計ソフトは、従来の会計ソフトとどのような違いがあるのか。
クラウド会計ソフトのメリットを中心にまとめました。
(1)銀行口座のネットバンキングやカードの取引明細と同期・連携ができることにより、仕訳を自動で作成することができる。取引明細を手入力する手間が無くなり、入力ミスが無くなる。
(2)過去の取引履歴から勘定科目を推測して自動で仕訳をすることができる。
(3)バックアップを取る必要が無くなる。
(4)クラウド会計ソフトのデータ通信のやり取りは、金融機関と口座情報について暗号化で通信が行われており、セキュリティがしっかりしている。
(5)インターネットエクスプローラー・グーグルクロ―ム・safari(サファリ)といったブラウザ上で動くため、Windows・MacなどOSを選ばずに利用できる。
(6)スマートフォンでも対応可能であり、例えば出張中の新幹線の移動中やちょっとした空き時間に、スマートフォンで仕訳業務をすることができる。
(7)常に最新版が使え、税制改正時でもスムーズに対応することができる。
デメリットとしては、インターネット環境の悪いところでは利用できず、ネット回線の通信速度によっては、従来の会計ソフトに比べ、数秒の読み込み時間がかかることがある。
今後のクラウド会計について
現時点においては、メリット・デメリットはあるが、AIや最新のテクノロジーを利用することで、勘定科目の推測の精度の向上及び根本的な経理業務の改善がされ、より便利になっていくはずです。
まとめ:当事務所の方針について
当事務所では、AI時代に対応できるよう、まずはクラウド化を推進します。
クラウド会計の導入、クラウドによる業務改善を積極的に行います。
その上で、お客様に対して質の高いサービスの提供を行います。