はじめに
徳島大学常三島キャンパスで行われている、ベンチャー企業の起業を考えている人や学生を対象とした、とくしま経営塾「平成長久館」講座を受けています。
大学の構内で講義を受けるとなると、何十年ぶりのことです。
ベンチャー企業の経営者の講演や経営学の講義を、きれいになった徳島大学の広い教室で若い大学生と一緒に聞いています。
大学生だった頃のことを思い出しながら、講義を受けています。
ベンチャー経営者のお話
本日は、徳島県美波町にある会社の経営者のお話でした。
今回の内容を突き詰めると、経営とは、「優秀な仲間集め」と「資金繰り」ということでしょうか。
その経営者は、美波町出身で、東京でIT系のベンチャー企業の経営者でもあります。
東京で社員を採用するため、転職サイトや人材コンサルの会社を利用して、採用の募集をかけたが、なかなか応募がこない。
そんな中、田植え体験に参加したときに、たくさんの人が集まっていていたのを思い出し、田舎暮らしを希望する人材ならいるのではないかと思うようになり、地元である美波町にサテライトオフィスを設置して、田舎暮らしを希望する社員の募集をかけたようです。
すると、なんと、数名の社員が入社してくれることになりました。
それも優秀な社員が
それから、サテライトオフィスで働く社員たちが、町の催しに参加したり、地元の方との交流を深めていく中で、地域社会ともつながりができるようになりました。
そこで、サテライトオフィスの誘致や地域社会の創造をサポートする会社を新しく設立したようです。
その新しい会社の商売は、前例がないため、業界用語や基準となる価格もなく、公的なサポートに見えるが、実態はベンチャー企業の創業期の環境に似ているようです。
まとめ
経営課題を解決するための、「発想の転換」を実体験から聞くことができました。また、課題を解決しただけでなく、そのことがきっかけとなって、事業の拡大につながり、新たな事業も始めています。